ポテトとサルバドーラ

海外文学の読書感想文

ロシア文学

『ロリータ』ウラジミール・ナボコフ

私はおまえを愛した。私は五本足の怪物のくせに、おまえを愛したのだ。なるほど私はあさましく、獣じみて、下劣で、何とでも言ってくれればいいけれども、それでも私はおまえを愛していたのだ、愛していたのだ!(p.507) ロリータ (新潮文庫) 作者:ウラジー…

『地下室の手記』フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー

強烈な自意識を抱えた人間のたどる思考回路が、150年前と現代で大した違いがないというのは驚くべきことである。 地下室の手記 (光文社古典新訳文庫) 作者: ドストエフスキー 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2013/12/20 メディア: Kindle版 この商品を含む…